実印Q&A

【男女別】実印おすすめ書体まとめ

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見た目のイメージやセキュリティ性など、さまざまな要素を考えて実印の書体を選びましょう。普段の生活で使う文字といったら楷書体(かいしょたい)がスタンダードですが、実印ではそれ以外を使うことがほとんどです。

馴染みがなくたまにしか使わないため適当に選んでしまうことが多い部分ですが、セキュリティ面で大きな意味があります。また、見た目や開運などある種のファッション性があり、個性を出すための重要なこだわりポイントでもあります。

実印で使われる書体は、読みにくく悪用されにくい3つのカテゴリ

書体の分け方は膨大です。たとえば、日常でもっとも多く使われているのは楷書体ですが、登場した時代や用途などの大きなものから、線の角が尖っているか丸まっているかなどのとても細かいものまで、さまざまな要素で分けられます。

しかし、カテゴリとしてはどれも楷書体の一種。実印においても、使われている書体は膨大ですが、大まかには次の3つのカテゴリが使われていることがほとんどです。

篆書体(てんしょたい)

実印においてもっとも一般的な書体です。現代の文字とは形が違い、線の太さが一定で、ほとんどが水平と垂直の線でできている点が特徴です。

パスポートの表紙の文字、紙幣に押されている日本銀行の印、中学校の社会の授業でも取り上げられる「金印」など、時代を問わずさまざまなところで使われています。迷ったときにまずおすすめの書体だと言えます。

太枠篆書体(ふとわくてんしょたい)

文字の形としては上記の篆書体と同じですが、実印の外側の枠が太く、文字が細くなっている点が特徴です。このことから、別名「細篆書体」とも呼ばれます。

枠が太く掘られていることから、衝撃を与えても印面が欠けにくいというメリットがあります。また、文字が細いため印影に威圧感がなく、柔らかな雰囲気があります。

少々カジュアルなイメージがあることから、法人ではあまり使われません。おもに個人用、とくに女性に人気の書体です。

吉相体(きっそうたい)

吉相体は別名で印相体(いんそうたい)とも呼ばれます。ルーツは上記の篆書体ですが、線が水平と直角ではなく、印の中心から上下斜めの8方向に伸びている点が特徴です。

これは「八」の方向に広がっていることから末広がりを意味し、易経や風水などでは開運効果があるとされています。このことから、とくに事業を成功させたい法人や個人事業主の方に人気です。

運気だけでなく、実用面でもメリットがあります。可読性が低く彫師の意匠が込められることから、偽造が難しくセキュリティ性バツグンです。さらに、8方向に伸びる線が印の枠に接することから、欠けにくく耐久性も期待できます。

ただし、1つ注意したいことが印鑑登録について。ごく稀に、役所でも文字が照会できず登録できないことがあります。可能性は極めて低く、起きたとしても通販サイトで購入したなら、問い合わせれば無料で掘り直してもらえることが普通です。

万が一のときでも、慌てず落ち着いて販売元に問い合わせましょう。

これら3つが実印で使われる理由は、共通してセキュリティ性が高いためです。万が一偽造されてしまうと、第三者に不当な契約を結ばれてしまい、本人証明という実印本来の目的が果たせません。

印鑑を作れても、実印には適さないその他の書体まとめ

実印として使うためには印鑑を実印登録する必要があります。実際のところ、どこの自治体でも大きさや材質などの制限はありますが、書体には条件が設けられていないことがほとんどです。

それでも、以下のような書体は、印鑑の作成が可能でも実印として使うことはおすすめできません。この理由は、偽造しやすく悪用されやすいため。そして、欠けやすく耐久性に乏しいためです。

楷書体(かいしょたい)

日常でもっとも使われている書体です。読みやすいことから、認印として使われることがほとんどです。

隷書体(れいしょたい)

実印で使われる篆書体を簡略化して作られています。現代の文字と形が似ており、認印によく使われます。

古印体(こいんたい)

古印体は日本製の書体です。上にある隷書体が元になっており、鍛造印のように文字のところどころに欠けや途切れがある点が特徴です。これも認印向きです。

行書体(ぎょうしょたい)

楷書体を崩して書くと行書体になります。早書きすることを目的として作られており、流れるような筆運びが魅力です。印鑑として作ること自体はできますが、非常にカジュアルなイメージがあるため、実際に使われることはあまりありません。

書体に迷ったら、男性は篆書体か吉相体、女性は太枠篆書体で

実印で使われている書体には大きく3つの種類があり、男女で人気がはっきりと分かれています。男性の場合は力強さがある篆書体か吉相体が、女性の場合は柔らかさがある太枠篆書体がおすすめです。

もちろん、「女性がゴツい実印を持つのはおかしい」「男性が細い字を使うと気持ち悪い」ということはありません。印影のイメージやセキュリティ性、耐久性から自分の好みで選ぶことがベターです。

しかし、どれにするか迷っているか、そもそも「書体なんてどれでも良い」と考えているなら、以上を目安に決めてみましょう。

氏名にひらがながあるなら、見栄えが良くなる吉相体がおすすめ

とくに女性の場合、氏名にひらがなを含んでいる方がいます。このような方が実印を作るときは、吉相体がおすすめです。

前提として、実印は住民票と同じ氏名であることが望まれます。そのため、ひらがなで登録している方が漢字に変えることは原則としてNGです。

ひらがなの文字は、書体を変えてもあまり違いがありません。しかし、画数が極端に少ないため、吉相体以外は外側の枠に文字が触れないように作られます。

これは耐久性に難があり、また文字が縮こまって100円スタンプのような安っぽさを感じさせてしまう原因になります。

その点、吉相体は外枠に触れるぐらい悠々とした文字で、見栄えが悪くなりません。漢字では特徴的で手が出しにくい書体でも、ひらがなの場合は真っ先に選びたい候補です。

満足できる実印を買うために、プレビュー機能でサンプルを確認

実印では、普段あまり馴染みがない書体を使います。そのため、購入して届いたものを押してみると、「思っていたのと違う」ということが起きることがあります。

とくに、吉相体は一際特徴的で、作り手の意志を込める余地が多いことから、上記のようなズレが起きてしまいがち。印影の見た目、易経や風水などの運勢などを気にする方は、注文の段階でできあがりの状態を確認しておきたいところです。

そこでぜひとも使っておきたいものが、プレビュー機能です。これは多くのネット通販サイトで採用されているもので、注文の前後で「このような印影で彫ります」というシミュレーションを行ってくれるものです。

そして、見本を確認した時点で「ちょっと違う」と思ったら、その時点で注文を変更できます。

印影にこだわる方は、かならずプレビューを確認しましょう。各サービスで確認できるタイミングや操作方法、注文までの期日などが変わるため、かならず詳細を公式サイトで確認してください。

実印を買うときは、かならず書体を決める必要があります。男性なら篆書体か吉相体、女性なら太枠篆書体を選べば問題ありませんが、せっかくならこだわりを持って作りたいところ。

耐久性やセキュリティ性、見た目の良さなどを検討して、本当に自分に合ったものを選んでください。

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